世界規模で見る、IT大国・日本の現状

製造業を中心に海外へ活路を見出そうとする企業は年々増えていますが、言葉や食事といった生活習慣とともに気を付けたいのがインフラ整備の状況でしょう。
日本企業が海外展開を目指す国の多くはアジアを中心とした国々で、インド、中国、タイ、ベトナム、インドネシアあたりが主なところではないでしょうか。

インフラ整備というと道路や水道、電気といった企業活動や駐在するのに必要不可欠ないわゆる生命線のようなものです。
特に電気に関しては日本のようなかなりの山間部でも電線網が張り巡らされているなどということはなく、また、停電などはそれほど珍しいことではなさそうです。
こうしたものと同等に考えなければいけないのがITインフラの状況です。
現在日本にいてインターネットの接続速度が遅いと感じている企業はどのくらいあるでしょうか。おそらくほとんどがそれほど不便を感じることはないでしょう。
ところが、ITによって目覚ましい経済発展を遂げているといわれるインドでさえ接続速度はタイやマレーシアよりも劣っているのです。

こうしたことは特に日本国内に情報を一元化しようとした場合、図面一枚、画像一枚が送受信に苦労して思わぬ障害となることもあります。
ただし、こうした国々はお金さえ出せば良好な接続速度、接続環境を得られるというのも常識ですので、安易にリーズナブルな契約をして苦労するよりも初めから都市の一部としてとらえるほうがよいのかもしれません。
むしろ、全国どこへ行っても同じようなサービスを受けられる日本のほうが海外から見れば異常なのかもしれません。

ちなみに、近隣諸国でのインターネットの平均接続速度の世界順位は、1位が韓国、次いで日本、3位が香港です。オーストラリアでさえ24位、中国では86位、ITで注目を集めるインドは114位となっています。